二階建ての住宅の構造や間取りを知ろう

構造計算をチェックしよう

家を建てる際には、事前に建築確認を受けることが必要です。建築確認は自治体や自治体から指定を受けている検査機関が行うもので、原則として構造計算書を申請し合格した証である「確認済証」が交付され、工事に着手します。

ただし、建築基準法では「四号建築物」については、構造計算の提出義務がない「四号特例」が設けられています。二階建ての木造住宅は「四号建築物」に該当し、事前の構造計算は不要とされています。構造計算は建物にかかる様々な圧に対してどのような影響があるのかを計算するものです。工務店や住宅メーカーの中には、二階建て住宅でも構造計算を行っているところもあります。二階建て住宅を建築する際には、安心して住むためにも構造計算がしっかりなされているかどうかを確認しましょう。

二階建てのメリットとは?

二階建て住宅は、同じ敷地の広さに建てた平屋よりも多くの床面積を得ることができます。一階にリビングや水回りなどの生活に主要な部屋を置き、二階に寝室や子供部屋などを配置する部分二階が以前は主流でしたが、近年では一階と二階が同じ面積の総二階建ての住宅が増えてきています。屋根や壁などの施工面積が抑えられるため、家を建てるコストの削減になるというメリットもあります。 二階建て住宅は、日当たりや風通しを考慮した自由度の高い間取りが可能になることが魅力のひとつ。床面積が多くなることで、家族が集うリビングの広さや生活動線に合わせた水回りの配置など希望に沿った室内環境を整えることが可能です。階段を設置する場所によって動線も変わってくるため、ライフスタイルに合わせた間取りを取り入れることができますね。